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2012年04月27日

ルート・アイリッシュ感想。

皆様今晩は!

今宵は以前記事に書きましたケン・ローチ監督の
「ルート・アイリッシュ」を観た感想などを書きたいと思います。

ルート・アイリッシュ感想。

公開から2週間余り&平日夕方のからと言う事もあり、
お客さんは私を含めて5人face08
以前観たジョージ・クルーニー主演の「シリアナ」の3人に次ぐ記録でした(笑)

ストーリーはイラクでイギリスの民間軍事会社(PMC)による複数のイラクの民間人殺害を闇に葬ろうとする会社とバグダッドのグリーンゾーンと空港を結ぶ道 ルート・アイリッシュで不可解な死を遂げた親友の為に真実を暴こうとする主人公の物語。

この作品は物語の殆どがイギリス国内で進展するため、派手な銃撃戦やアクションシーンを期待して観ると肩透かしを食らいます。(回想シーンなどで少し銃撃戦の場面があります。

劇中に登場するイラク人が、17号がある限り奴らは(占領軍やPMC等)は罪に問われない。連中(PMC)は占領軍よりたちが悪い。と言うシーンがありました。

17号とは、イラク占領当局CPA命令17号、大まかに言うと、イラク人を反占領軍活動家と誤認識して殺害しても裁判・逮捕が免除される占領軍特権

ケン・ローチ監督は「この戦争の最大の犠牲者はイラク人であると言う事を忘れてはいけないと思う。私はアメリカ兵こそが最大の犠牲者であるかのような描き方をしたアメリカ映画にはうんざりしている。彼らだって苦しんできたが、イラク人の苦しみも決して忘れるべきではない。」と述べています。

万人受けする内容ではありませんが多くの人に観て欲しい作品です。

そんなこんなで今宵はこの辺で失礼します。
最後まで読んで頂き有難うございましたface01
ではではicon16






Posted by ワサビ・ニコフ  at 01:01 │Comments(0)

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